コピー用紙はどこが安い？店舗と通販の最安値を徹底比較 - 価格のヒミツ～安い理由・高い理由～

仕事や家庭での印刷に欠かせないコピー用紙ですが、頻繁に使うものだからこそ「コピー用紙はどこが安いのだろう？」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

特にA4コピー用紙の値段の相場は変動しやすく、ホームセンターやスーパーなど、どこで買うのが一番お得なのか迷うところです。例えば、カインズやイオン、時にはドンキホーテといった店舗でも価格は異なります。

この記事では、実店舗からネット通販まで、A4コピー用紙を最も安く手に入れるための情報を徹底的に調査しました。送料や品質、購入枚数に応じた最適な買い方を解説しますので、もう購入場所で失敗や後悔をすることはありません。

記事のポイント

店舗ごとのA4コピー用紙の価格相場
送料を含めたネット通販での最安値
大量購入でコストを最大限に抑える方法
品質を維持しつつ安く買うための注意点

コピー用紙はどこが安い？店舗別の価格を徹底比較
通販でコピー用紙はどこが安い？送料を含めて検証

コピー用紙はどこが安い？店舗別の価格を徹底比較

A4コピー用紙の値段の相場
主要ホームセンターの価格一覧
カインズは店舗購入で最安値か
イオンのプライベートブランドの実力
ドンキホーテでの取り扱いと価格帯

A4コピー用紙の値段の相場

A4コピー用紙を安く手に入れるためには、まず市場の価格相場を知っておくことが大切です。一般的に、A4サイズのコピー用紙500枚セットの値段は、おおよそ600円から800円程度で推移しています。

ただし、この価格はあくまで目安であり、近年は原材料費や輸送費の高騰の影響を受け、全体的に値上がり傾向が見られます。一昔前は500枚で500円を切ることも珍しくありませんでしたが、現在は1枚1円を切ればかなり安い部類に入ると考えられます。

例えば、オフィス用品で有名なコクヨの製品「KB-39N」は、品質の信頼性が高い一方で、価格は500枚で800円台後半になることもあります。このように、ブランドや品質によっても価格は変動するため、安さだけを追求するのか、品質とのバランスを取るのか、目的を明確にしておくことが購入の第一歩となります。

主要ホームセンターの価格一覧

コピー用紙の購入先として、まず候補に挙がるのがホームセンターです。多くの店舗でプライベートブランド（PB）商品が展開されており、比較的安価に手に入れられる可能性があります。

ここでは、主要なホームセンターにおけるA4コピー用紙500枚あたりの価格と、オンラインショップを利用した場合の送料を比較してみましょう。

店舗名	A4用紙500枚の価格（税込）	オンライン送料（税込）	送料無料条件（税込）
カインズ	348円～	500円～	7,000円以上
コーナン	437円～	660円	7,700円以上
ビバホーム	437円～	店舗・重量により異なる	–
ロイヤルホームセンター	438円～	900円～	8,000円以上
ケーヨーデイツー	638円～	550円	3,000円以上

※上記は2024年時点の調査情報を基にした参考価格です。最新の価格は各店舗の公式サイト等でご確認ください。

表を見ると、店舗での直接購入であればカインズが突出して安いことが分かります。一方で、オンラインで購入する場合は送料が高めに設定されていることが多く、送料無料の条件も高額になりがちです。このため、ホームセンターでコピー用紙を買う際は、店舗へ直接足を運ぶのが基本的には最も経済的と言えます。

カインズは店舗購入で最安値か

前述の通り、主要ホームセンターの中ではカインズのオリジナルコピー用紙がA4・500枚で348円（税込）と、非常に安い価格設定になっています。日常的にコピー用紙を使用する個人や小規模なオフィスにとって、この価格は大変魅力的です。

カインズで購入する最大のメリットは、この店舗での圧倒的な価格の安さです。他のホームセンターが400円台で販売している中、300円台半ばという価格は他を圧倒しています。

一方、デメリットとしてはオンラインストア利用時の送料が挙げられます。少量のコピー用紙だけをオンラインで注文すると、商品価格よりも送料の方が高くなってしまう可能性があります。7,000円以上で送料無料になりますが、コピー用紙だけでこの金額に達するのは容易ではありません。

したがって、カインズを利用する場合は、他の商品と合わせてまとめ買いをするか、店舗に直接足を運んで購入するのが最も賢い選択と言えるでしょう。

イオンのプライベートブランドの実力

スーパーマーケットもコピー用紙の購入先として見逃せません。特に、イオンが展開するプライベートブランド「トップバリュ」のコピー用紙は、価格と品質のバランスに優れています。

トップバリュのA4コピー用紙は500枚で382円（税込）と、カインズに次ぐ安さを実現しています。ホームセンターが近くにない場合や、日々の買い物のついでに購入したい場合には、非常に便利な選択肢となります。

メリットは、全国のイオン店舗で手軽に購入できるアクセスの良さと、安定した品質です。極端に安い用紙にありがちな紙詰まりの心配も少なく、日常使いには十分なクオリティを保っています。ただし、店舗によっては取り扱いがない場合や、在庫が少ない可能性も考えられます。また、ネットスーパーを利用する場合は別途配送料がかかるため、その点も考慮に入れる必要があります。

ドンキホーテでの取り扱いと価格帯

ディスカウントストアの代表格であるドン・キホーテでも、コピー用紙が販売されていることがあります。タイミングが合えば、他のどの店舗よりも安く購入できる可能性があるのが特徴です。

ドン・キホーテの魅力は、何と言ってもその「驚安」価格にあります。店舗や時期によっては、A4・500枚のコピー用紙が300円台前半といった破格の値段で売られていることもあります。

しかし、これには注意点も伴います。まず、全店舗で常にコピー用紙を取り扱っているわけではなく、在庫状況が非常に不安定です。また、公式のオンライン通販サイトが存在しないため、購入するには直接店舗へ行くしかありません。

さらに、販売されているコピー用紙の品質（特に白色度）は、オフィス向けの高白色紙と比較すると劣る場合があるため、用途をよく考えてから購入することが求められます。

通販でコピー用紙はどこが安い？送料を含めて検証

Amazonと楽天市場の価格動向
大量購入なら専門通販サイトが有利
安い用紙を選ぶ際の白色度の注意点
100円ショップのコスパは良いか
コンビニでの取り扱い状況
結論：コピー用紙は結局どこが安いのか

Amazonと楽天市場の価格動向

重いコピー用紙を自宅まで届けてくれるネット通販は、非常に便利な購入手段です。中でもAmazonと楽天市場は、多くのユーザーが利用する二大プラットフォームと言えるでしょう。

Amazon

Amazonでは、様々なメーカーのコピー用紙が販売されており、価格競争が活発です。特に、APPJ（エイピーピー・ジャパン）などの海外メーカー品は、2,500枚（500枚×5冊）で2,500円前後と、1枚1円に近い価格で提供されることが多く、コストパフォーマンスに優れています。Amazonプライム会員であれば送料無料で購入できる商品が多い点も、大きなメリットです。

ただし、検索結果の上位に表示される商品が必ずしも最安値とは限りません。例えば、カインズの商品が348円で出品されていても、別途500円の送料がかかるような「送料トラップ」には注意が必要です。

楽天市場

楽天市場でも多種多様なコピー用紙が販売されています。価格自体はAmazonと同等の商品が多いですが、楽天の強みはポイント還元にあります。お買い物マラソンやSPU（スーパーポイントアッププログラム）などを活用すれば、実質的な価格を大幅に下げることが可能です。普段から楽天経済圏を利用しているユーザーにとっては、有力な選択肢となります。

一方で、多くのショップで送料が別途必要になるケースが多く、購入前には送料を含めた総額をしっかりと確認することが大切です。

大量購入なら専門通販サイトが有利

個人での利用であっても、コピー用紙を箱単位（2,500枚や5,000枚）で大量に購入する場合は、オフィス用品を専門に扱う通販サイトの利用が最も経済的です。

代表的なサイトとして、個人向けの「よろずやマルシェ」と法人向けの「KILAT（キラット）」が挙げられます。これらのサイトは姉妹サイトであり、ほぼ同等の商品を扱っています。

最大のメリットは、まとめ買いによる圧倒的な単価の安さです。例えば、5,000枚（500枚×10冊）を1箱購入すると、500枚あたりの単価が300円台後半になることもあります。これは、カインズの店頭価格に匹敵するか、それ以上に安くなる計算です。

さらに、1回の注文合計が1,900円（税込）以上で送料が無料になるため（一部地域を除く）、コピー用紙を1箱買うだけで送料無料の条件をクリアできます。

デメリットとしては、一度に大量の在庫を抱えることになる点です。保管スペースが必要になるため、利用頻度が低い場合は持て余してしまう可能性があります。しかし、消費量が多いユーザーにとっては、これ以上なく優れた購入方法と言えるでしょう。

安い用紙を選ぶ際の白色度の注意点

コピー用紙の価格を左右する要素の一つに「白色度」があります。安さを追求するあまり、この点を見落とすと、期待していたものと違う紙が届いてしまう可能性があります。

白色度とは、紙の白さの度合いをパーセンテージで示したもので、数値が高いほど真っ白な紙になります。一般的に、プレゼン資料や顧客への提出書類など、見栄えを重視する用途では白色度が90%以上の「高白色紙」が推奨されます。これらの紙は文字がくっきりと見え、清潔感のある印象を与えます。

一方で、価格が安いコピー用紙の中には、白色度が70～80%程度のものがあります。これらの紙は、真っ白というよりは少し黄色みや灰色みがかった色合いです。内部資料や個人的なメモなど、紙の色が気にならない用途であれば問題ありませんが、「白い紙」をイメージして購入するとがっかりするかもしれません。

購入時には、価格だけでなく「白色度」の表記も確認し、ご自身の用途に合った品質の紙を選ぶことが、満足のいく買い物につながります。

100円ショップのコスパは良いか

急に少量の紙が必要になったとき、100円ショップを思い浮かべる人もいるかもしれません。ダイソーやセリア、キャンドゥといった店舗では、確かにA4コピー用紙が販売されています。

しかし、コストパフォーマンスの観点から見ると、100円ショップでの購入は割高になるケースがほとんどです。多くの店舗では、100枚～110枚入りで110円（税込）で販売されています。これを500枚に換算すると、約500円～550円となります。

この価格は、ホームセンターやスーパー、ネット通販の割安な商品と比較すると、かなり高価です。したがって、100円ショップのコピー用紙は、あくまで「数枚だけ緊急で必要」といった限定的な場面での利用に留めるのが賢明です。日常的にある程度の枚数を使用する場合には、他の購入方法を検討する方が経済的です。

コンビニでの取り扱い状況

かつては、セブン-イレブンやローソン、ファミリーマートなどの主要なコンビニエンスストアで、250枚入りのA4コピー用紙が販売されており、急な需要に応える便利な存在でした。

しかし、現在ではその状況が大きく変わっています。多くのコンビニ店舗でコピー用紙の取り扱いはなくなり、以前商品が置かれていたスペースは、フリマアプリ用の梱包資材や配送グッズなどに置き換えられています。

このため、夜間や早朝に急にコピー用紙が必要になったとしても、コンビニで手に入れることは非常に困難になりました。コピー用紙の在庫が切れそうな場合は、早めにスーパーやホームセンター、あるいはネット通販で補充しておく必要があります。緊急時には、24時間営業のスーパーや、前述の100円ショップを探す方が現実的な選択肢となるでしょう。