Vmaxはなぜ安い?理由と中古購入の注意点を徹底解説

Vmax なぜ安い 安い理由
イメージ:価格のヒミツ~安い理由・高い理由~作成
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「Vmaxに乗りたいけれど、なぜ他の旧車に比べて安いのだろう?」
「価格が安い裏には、何か理由があるのでは?」

圧倒的な存在感とパワーで多くのライダーを魅了するヤマハの名車Vmax。しかし、いざ中古市場を見てみると、その人気の高さに反して比較的手頃な価格で取引されていることに気づきます。その安さから、購入に一歩踏み出せない方もいるのではないでしょうか。

この記事では、まずVmaxとはどのようなバイクなのか、その歴史や特徴を解説します。そして、本題である安い理由を生産台数や生産終了の理由といった背景から深く掘り下げていきます。

また、購入を検討する上で欠かせない燃費や維持費の実態、Vmaxの代名詞でもあるVブーストの見分け方、さらには後悔しないためのおすすめの年式まで、具体的な情報を提供します。特に気になる「壊れやすい」という噂やよくあるトラブルについても隠さず解説し、もしもの時に似たバイクを探す際の選択肢や、中古車をレッドバロンのような店舗で探すポイントにも触れていきます。

この記事を最後まで読めば、Vmaxが安い理由に関するあなたの疑問は解消され、自信を持って最高の1台を選ぶための知識が身についているはずです。

記事のポイント
  • Vmaxが他の人気旧車と比較して安価な本当の理由
  • 購入前に知っておくべき維持費や燃費、航続距離の実態
  • Vmax1200特有の弱点とよくあるトラブルへの具体的な対処法
  • 後悔しないための中古車の選び方とおすすめの年式

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Vmaxはなぜ安い?価格を形成する理由

Vmax なぜ安い

※画像はイメージです

  • 唯一無二の存在感を放つVmaxとは
  • Vmaxが安い理由は圧倒的な生産台数
  • 生産終了の理由は排ガス規制
  • 特徴的なVブーストの簡単な見分け方
  • 気になる燃費はどれくらい?
  • 年間の維持費はいくら?

唯一無二の存在感を放つVmaxとは

Vmaxとは、ヤマハが1985年に北米市場向けに発表した大型バイクです。「ストリートドラッガー」という他に類を見ないコンセプトを掲げ、アメリカのドラッグレース(ゼロヨン)で10秒を切ることを目標に開発されました。その結果、当時の市販車としては世界最高クラスの145馬力(逆輸入車)を誇るV型4気筒エンジンを搭載して登場します。

最大の特徴は、筋肉質で迫力のある唯一無二のデザインです。特に、本来のガソリンタンクの位置にある巨大なエアクリーナーボックスと、そこにつながるエアインテークはVmaxの象徴と言えます。実際のガソリンタンクはシート下に配置されており、この独特な設計が低重心で安定感のある走りを生み出しています。

Vmaxの歴史は大きく分けて2つのモデルに分類されます。

  1. 初代 Vmax1200(1985年~2007年)

    長きにわたり基本設計を変えずに生産され続けたロングセラーモデルです。後述する「Vブースト」という画期的なシステムを搭載し、「魔神」や「直線番長」といった異名で呼ばれるほどの強烈な加速力を誇りました。

  2. 2代目 VMAX(2008年~2017年)

    24年ぶりにフルモデルチェンジを果たした2代目は、排気量を1679ccまで拡大し、最高出力は200馬力(逆輸入車)に達しました。Vブーストに代わり、電子制御スロットル(YCC-T)や電子制御インテーク(YCC-I)といった最新技術を投入。デザインは初代のコンセプトを継承しつつ、より洗練されたものへと進化しました。

このようにVmaxは、ただ速いだけでなく、その圧倒的な存在感とコンセプトで、生産が終了した今なお世界中のファンを魅了し続ける特別なバイクなのです。

Vmaxが安い理由は圧倒的な生産台数

Vmaxが他の人気旧車と比較して安価に取引されている最大の理由は、その圧倒的な生産台数の多さにあります。

結論から言うと、Vmaxは初代モデルが20年以上という長期にわたって生産され、世界累計で約10万台近くが出荷されました。市場に流通している中古車の玉数が非常に多いため、希少価値が上がりにくく、価格が安定しているのです。

他の人気旧車と総生産台数を比較すると、その差は歴然です。

車種名

総生産台数(目安)

ヤマハ Vmax

約93,000台

カワサキ Z2

約16,500台

ホンダ CB750F

約39,000台

スズキ 刀 (GSX1100S)

約12,000台

ホンダ CB750Four

600,000台以上

※上記は国内外のモデルや販売期間が異なるため、あくまで参考値です。

 

表を見ると、CB750Fourは桁違いに多いですが、Z2や刀といった現在数百万円で取引されることもあるカリスマ的な旧車と比較して、Vmaxの生産台数がいかに多いかが分かります。

中古市場の価格は、需要と供給のバランスで決まります。Vmaxは今でも根強い人気がある一方で、供給量が非常に豊富なため、他の希少車のように価格が高騰しにくい状況にあるのです。このため、ライダーにとっては「手の届きやすい名車」という、非常に恵まれたポジションを確立しています。

生産終了の理由は排ガス規制

Vmaxが2017年に生産終了となった直接的な理由は、人気が低迷したからではなく、世界的に厳しくなった排出ガス規制に対応できなかったためです。

具体的には、2016年度から欧州で導入された「EURO4(ユーロ4)」という新しい排ガス規制が大きく影響しました。この規制は、従来のものに比べて一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)、窒素酸化物(NOx)の排出量を大幅に削減することを求める、非常に厳しい内容でした。

ヤマハは2008年のフルモデルチェンジの際、当時のEURO3規制に対応するために、電子制御技術などを駆使した新型エンジンを開発しました。この努力により、一度は生産を継続することができていました。

しかし、さらに厳格化されたEURO4の基準を、VMAXの大排気量V4エンジンでクリアするには、エンジンの大幅な再設計や新たな触媒システムの開発が必要となり、莫大なコストがかかります。また、仮に規制をクリアできたとしても、Vmax本来の持ち味であるパワフルさが失われてしまう可能性がありました。

このような背景から、ヤマハはVmaxの個性を維持したまま生産を続けることは困難と判断し、2017年の受注生産分を最後に、32年という長い歴史に幕を閉じる決断をしたのです。したがって、生産終了はVmaxの魅力が色褪せたわけではなく、時代の要請によるやむを得ない結果だったと言えます。

特徴的なVブーストの簡単な見分け方

Vmaxの強烈な加速の象徴である「Vブースト」は、特定の回転数に達すると、吸気効率を飛躍的に向上させるヤマハ独自のシステムです。このVブーストの有無は、中古のVmax1200を選ぶ上で非常に重要なポイントとなります。

Vブーストとは、簡単に言うと、エンジンが6,000回転を超えたあたりから、1つのシリンダーに対して2つのキャブレターからガソリン混合気を送り込む仕組みです。これにより、中~高回転域で爆発的なパワーを発揮します。

重要な点として、このVブーストは主に北米仕様などの逆輸入車にのみ搭載されており、1990年以降に販売された日本国内仕様のVmax1200には搭載されていません。そのため、Vブーストの加速を体感したい場合は、必ず逆輸入車を選ぶ必要があります。

中古車市場でVブースト搭載車を見分けるには、以下の3つの方法が有効です。

  1. タコメーターのレッドゾーンを確認する

    最も簡単な見分け方です。Vブーストが搭載されている逆輸入車は、レッドゾーンが9,500回転から始まります。一方、Vブースト非搭載の国内仕様は、8,500回転からがレッドゾーンとなっています。

  2. コーションラベルを確認する

    フレームのヘッドパイプ付近に貼られているコーションラベル(注意書きのステッカー)が英語表記であれば逆輸入車、日本語表記であれば国内仕様である可能性が高いです。

  3. 車体番号を確認する

    より確実な方法として、車体番号の型式を確認する方法があります。逆輸入仕様は「JYA2WE~」や「JYA2LT~」などから始まり、国内仕様は「3UF~」から始まります。

これらの点を総合的に確認することで、Vブースト搭載車かどうかを判断できます。購入前には必ず販売店のスタッフに確認し、憧れの怒涛の加速を手に入れてください。

気になる燃費はどれくらい?

Vmaxを所有する上で、多くの方が気になるのが燃費でしょう。そのパワフルなイメージ通り、Vmaxの燃費は現代のバイクと比較すると決して良いとは言えません。

結論から言うと、Vmaxの実燃費は乗り方やモデルによって異なりますが、おおよそリッターあたり8km~15kmの範囲に収まることが多いようです。

Vmax1200(初代)の燃費

インプットされたオーナーの声や各種情報を総合すると、街乗り中心の場合はリッター8~10km程度、ツーリングなど一定の速度で走行した場合はリッター12~15km程度が目安となります。特にVブーストを多用するような走り方をすると、燃費はさらに悪化し、リッター6km台まで落ち込むこともあります。

VMAX(1700cc 2代目)の燃費

2代目のVMAXは排気量が大幅にアップし、FI(フューエルインジェクション)化されましたが、燃費性能が劇的に改善されたわけではありません。公称値では60km/h定地走行で16.0km/Lとされていますが、実燃費は初代と大きく変わらず、リッター10km前後からツーリングで15km/L程度という声が多く聞かれます。

タンク容量と航続距離

Vmaxの燃費を考える上で重要なのが、15Lという燃料タンク容量です。これは大排気量モデルとしては決して大きくありません。

例えば、燃費をリッター10kmと仮定すると、満タンでの航続距離は約150kmとなります。多くのバイクでは200km以上を無給油で走れることを考えると、Vmaxは給油のタイミングが早く訪れるバイクと言えます。長距離ツーリングの際は、ガソリンスタンドの位置をあらかじめ確認しておくといった計画性が必要になるでしょう。

年間のVmaxの維持費はいくら?

Vmaxの購入を検討する際、車両価格だけでなく年間の維持費も把握しておくことが大切です。大排気量バイクであること、またモデルによっては旧車の部類に入るため、維持費はそれなりにかかると考えておく必要があります。

Vmaxの年間維持費は、主に以下の項目で構成されます。

費用の種類

金額の目安(年間)

備考

税金(軽自動車税)

6,000円

毎年4月1日時点の所有者に課税

保険料

   

├ 自賠責保険

約4,000円~5,000円

車検時に24ヶ月分(8,760円)を支払い

└ 任意保険

30,000円~80,000円

年齢、等級、補償内容により大きく変動

車検費用

約25,000円~50,000円

2年に1回(5~10万円)の費用を年換算

メンテナンス費用

30,000円~

オイル、タイヤ、消耗品交換、突発的な修理費

ガソリン代

走行距離による

 

合計(目安)

約95,000円~

ガソリン代・駐車場代を除く

 

税金と保険料

軽自動車税は排気量を問わず一律で年間6,000円です。自賠責保険は車検時に2年分をまとめて支払います。任意保険はライダーの条件によって大きく変わるため、複数の保険会社で見積もりを取ることをお勧めします。

車検費用

2年に一度必ず必要になる費用です。ユーザー車検であれば法定費用のみで安く抑えられますが、バイクショップに依頼する場合は5万円から、交換部品があれば10万円以上かかることも珍しくありません。

メンテナンス費用

Vmaxを良い状態で維持するために最も重要なのがメンテナンス費用です。定期的なオイル交換はもちろん、重量のある車体を支えるタイヤは交換費用も高額になりがちです。

また、初代Vmaxは生産から年数が経過しているため、経年劣化による部品交換や突発的なトラブルが発生する可能性も考慮しておくべきです。イグナイターや燃料ポンプなどの電装系、ウォーターポンプからの水漏れなどが代表的な例で、これらの修理には数万円単位の費用がかかることがあります。

これらの費用を総合すると、ガソリン代や駐車場代を除いても、年間で最低10万円程度の維持費は見込んでおくと安心です。

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Vmaxはなぜ安いのか?購入前の注意点

Vmax なぜ安い

※画像はイメージです

  • 購入に最適な年式のおすすめを紹介
  • Vmax1200は壊れやすい?よくあるトラブル
  • 中古はレッドバロンで探せる?
  • Vmaxの代わりになる似たバイクは?
  • 結論!Vmaxはなぜ安いのかを総括

購入に最適な年式のおすすめを紹介

Vmaxは長期間にわたって生産されたため、年式によって細かな仕様変更や改良が加えられています。どの年式を選ぶかは、予算や何を重視するかによって変わってきますが、一般的にはトラブルのリスクを避けるなら年式の新しいモデルを選ぶのが基本となります。

初代 Vmax1200 の選び方

初代Vmax1200は、大きく分けて1992年までの前期型と、1993年以降の後期型に分類できます。

  • 前期型(1985年~1992年)

    デビュー当初の仕様で、荒々しい乗り味を求めるファンもいます。しかし、発売から30年以上が経過しており、部品の劣化が進んでいる個体が多いのが実情です。購入するには相応の知識とメンテナンス費用を覚悟する必要があります。

  • 後期型(1993年~2007年)

    中古市場で最も流通しており、購入を検討するならこちらがおすすめです。後期型ではフロントフォークのインナーチューブ径が40mmから43mmへと太くなり、ブレーキキャリパーも対向4ポットに変更されるなど、足回りを中心に大幅な改良が施されています。これにより、前期型に比べて走行安定性や制動力が向上しています。特にこだわりがなければ、より年式の新しい2000年代のモデルを探すのが賢明な選択と言えます。

2代目 VMAX(2008年~2017年)の選び方

2代目のVMAXは、初代とは全くの別物と言えるプレミアムなバイクです。販売期間中に大きなモデルチェンジはなかったため、年式による性能差はほとんどありません。したがって、基本的には予算と車両の状態(走行距離、外装の綺麗さ、消耗品の状況など)で選ぶことになります。初代に比べて中古車価格は高額ですが、圧倒的なパワーと現代的な走行性能、そしてトラブルの少なさを求めるなら、2代目は非常に魅力的な選択肢です。

いずれのモデルを選ぶにせよ、購入前には信頼できるショップで車両の状態をしっかりと確認することが、後悔しないVmaxライフを送るための鍵となります。

Vmax1200は壊れやすい?よくあるトラブル

「Vmax1200は壊れやすい」という噂を耳にすることがありますが、これは半分正解で半分は誤解と言えるかもしれません。

まず、大前提としてVmax1200のV4エンジンそのものは非常に頑丈に設計されており、耐久性が高いことで知られています。適切なオイル管理さえしていれば、10万キロを超えても元気に走り続ける個体は珍しくありません。

ではなぜ「壊れやすい」と言われるのか。その理由は、エンジン以外の補器類や電装系に、経年劣化による特有のトラブル、いわゆる「持病」が発生しやすいためです。購入前に知っておきたい代表的なトラブルには、以下のようなものがあります。

電装系のトラブル

  • イグナイターの故障: エンジンの点火を制御する重要なパーツです。故障するとアイドリングが不安定になったり、特定の気筒が死んで加速が鈍くなったりします。修理には高額な費用がかかる場合があります。

  • レギュレーターのパンク: バッテリーへの充電を制御する部品で、故障するとバッテリーが充電されなくなったり、逆に過充電でバッテリーを痛めたりします。

  • 燃料ポンプの不調: 経年劣化で燃料を正常に送れなくなることがあります。

その他のトラブル

  • アルミ部品の腐食: Vmaxにはエンジンカバーやエアインテークなどに美しいアルミパーツが多用されていますが、手入れを怠ると白サビが発生しやすいです。見た目の問題だけでなく、腐食が進行すると部品の強度にも影響します。

  • ダイヤフラムの劣化: キャブレター内部のゴム部品であるダイヤフラムが硬化したり破れたりすると、エンジンの吹け上がりが悪くなります。

  • ウォーターポンプからの水漏れ: 冷却水を循環させるウォーターポンプのシールが劣化し、冷却水やオイルが漏れてくることがあります。

これらのトラブルは、発売から年数が経過した旧車であれば多かれ少なかれ起こりうるものです。つまり、Vmax1200が特別に壊れやすいわけではなく、「年式相応のメンテナンスが必要なバイク」と理解するのが正しいでしょう。購入時にはこれらのウィークポイントが整備されているかを確認し、信頼できるショップで適切なメンテナンスを続けることが、長く付き合うための秘訣です。

中古はレッドバロンで探せる?

生産が終了したVmaxを手に入れるには、中古車を探すことになります。その際、全国に店舗を展開する大手バイク販売店であるレッドバロンは、有力な選択肢の一つです。

レッドバロンで中古のVmaxを探すことには、いくつかのメリットがあります。

  • 豊富な在庫と取り寄せサービス:

    全国の店舗が持つ膨大な在庫の中から、希望の年式や状態のVmaxを探すことができます。お近くの店舗に在庫がなくても、他の店舗から取り寄せてもらえる「お取り寄せサービス」は大きな魅力です。

  • 充実した保証とアフターサービス:

    中古車であっても独自の保証制度があり、購入後のトラブルにも対応してもらえます。また、全国どこでも同じサービスを受けられるため、ツーリング先での不意の故障にも安心感があります。

  • 車両状態の信頼性:

    独自の点検システム「ACIDM(アシダム)」により、フレームの歪みなどをはじめとする車両の状態を客観的に評価しています。これにより、事故車などを避けて程度の良い中古車を選びやすくなります。

一方で、専門店ならではの深い知識を持つ個人のバイクショップや、より安価な個体が見つかる可能性のあるネットオークションといった選択肢もあります。

  • Vmax専門店・得意なショップ:

    特定の車種に特化しているため、ウィークポイントを熟知しており、納車前の整備や購入後のメンテナンスにおいて高い専門性が期待できます。

  • ネットオークション:

    思わぬ掘り出し物が見つかる可能性がありますが、車両の状態を直接確認できず、購入後の保証もないため、完全な自己責任となります。バイクの知識が豊富な上級者向けの選択肢と言えます。

どの方法を選ぶにしても、最も大切なのは信頼できる販売元から購入することです。レッドバロンのような大手であれば安心感が高いですが、近所にVmaxに詳しい評判の良いショップがあれば、そこで相談してみるのも良いでしょう。複数の選択肢を比較検討し、ご自身のスキルや求める安心感に合った方法で探すことをお勧めします。

Vmaxの代わりになる似たバイクは?

Vmaxはその独特の存在感から完全に同じスタイルのバイクは存在しませんが、「パワフルなエンジンを持つマッシブなクルーザー/ネイキッド」というコンセプトで探すと、魅力的な選択肢がいくつか見つかります。状態の良いVmaxが見つからない場合や、現行モデルに乗りたい場合に検討してみてはいかがでしょうか。

バイク名

メーカー

特徴

レブル1100

ホンダ

低重心でどっしりとしたクルーザースタイル。扱いやすいパワーと豊富なカスタムパーツが魅力。

Z900RS

カワサキ

クラシカルな見た目と現代的な走行性能を両立。力強い直列4気筒エンジンが特徴。

スポーツスターS

ハーレーダビッドソン

新世代の水冷エンジンを搭載したパワフルなスポーツクルーザー。Vmaxに近いドラッガースタイル。

MT-09 SP

ヤマハ

俊敏な走りとトルクフルな3気筒エンジンが魅力。Vmaxと同じヤマハの「人機官能」を体感できる。

ディアベルV4

ドゥカティ

Vmaxのコンセプトを現代的に再解釈したようなモデル。240サイズの極太リアタイヤとV4エンジンが圧巻。

 

ホンダ・レブル1100

Vmaxの持つロー&ロングなスタイルに近い雰囲気を持つバイクです。1100ccの並列2気筒エンジンは扱いやすく、街乗りからツーリングまで快適にこなせます。カスタム次第でVmaxのような迫力を出すことも可能です。

カワサキ・Z900RS

Vmaxの持つ重厚感やエンジンの力強さを求めるなら良い選択肢です。ネオクラシックなデザインは幅広い層に人気で、パワフルな走りはVmaxに通じるものがあります。

ハーレーダビッドソン・スポーツスターS

アメリカンバイクでありながら、従来のハーレーとは一線を画すパワフルな走りが特徴です。低く構えたドラッガースタイルは、Vmaxのスタイリングを好む方には響くものがあるでしょう。

ヤマハ・MT-09 SP

同じヤマハのマッスル系ネイキッドとして、VmaxのDNAを感じさせるモデルです。軽量な車体とトルクフルなエンジンによる俊敏な加速感は、Vmaxとはまた違った刺激的な走りを楽しませてくれます。

これらのバイクは、それぞれが独自の魅力を持っています。Vmaxの代わりというだけでなく、新たなバイクライフの選択肢として検討する価値は十分にあります。

結論!Vmaxはなぜ安いのかを総括

ここまで、Vmaxがなぜ安いのか、その理由から購入前の注意点までを詳しく解説してきました。この記事の重要なポイントを以下にまとめます。

  • Vmaxが安い最大の理由は、世界で約10万台という圧倒的な生産台数にある
  • 市場に流通している中古車の玉数が多いため、希少性が生まれにくく価格が安定している
  • 人気がなくて安いのではなく、供給量が需要を上回っているのが現状
  • 生産終了の直接的な原因は、厳格化された排ガス規制(EURO4)に対応できなかったため
  • Vmaxの象徴「Vブースト」は主に逆輸入車に搭載されており、国内仕様にはない
  • Vブーストの見分け方はタコメーターのレッドゾーン(9,500回転~)が最も簡単
  • 実燃費はリッター8~15km程度で、決して良いとは言えない
  • タンク容量が15Lと少ないため、航続距離は短く、こまめな給油が必要になる
  • 年間の維持費は税金や保険、メンテナンス費用を含め、最低でも10万円以上は見込むべき
  • Vmax1200はエンジン自体は頑丈だが、電装系やアルミ部品の腐食といった持病がある
  • 「壊れやすい」のではなく「年式相応のメンテナンスが必須なバイク」と考えるのが正しい
  • 中古車を選ぶなら、足回りが強化された1993年以降の後期型がおすすめ
  • トラブルを避けるなら、より年式の新しいモデルか、状態の良い2代目VMAXが賢明
  • レッドバロンのような大手販売店は、保証や在庫の面で安心感が高い    
  • Vmaxの代わりを探すなら、レブル1100やZ900RS、スポーツスターSなどがコンセプトの近い選択肢となる

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