FF15が安い理由は?現在の評価と買うべきか解説

安い理由
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「ファイナルファンタジーXV(FF15)」が、中古ショップやセールで驚くほど安価に販売されているのを見かけたことはありませんか。世界で1000万本以上を売り上げた大作にもかかわらず、なぜこれほどまでに安いのか、疑問に思う方も多いでしょう。その背景には、発売当初の厳しい評価が関係しています。

FF15とは、壮大な旅をテーマにした物語ですが、発売直後にはストーリーが未完成、キャラクターの関係性が気持ち悪い、といった批判が噴出しました。特に、追加要素を含んだロイヤルエディション ひどいという声も聞かれるなど、多くのプレイヤーを困惑させたのは事実です。

しかし、その後の度重なるアップデートによって、FF15は面白くなったという再評価の声も高まっています。この記事では、FF15の安い理由を多角的に掘り下げるとともに、現在のゲーム内容が購入に見合う価値があるのかを詳しく解説していきます。

記事のポイント
  • FF15がなぜ安いのか、その具体的な3つの理由
  • 発売当初に「ひどい」「気持ち悪い」と言われた背景
  • アップデートを経て現在どのように評価されているか
  • ロイヤルエディションの注意点と購入する際のポイント


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なぜ?FF15が安い理由と当初の評判

ff15 安い理由

  • FF15とはどんなゲーム
  • 安い理由① 2種類の販売形態
  • 安い理由② 分かりづらいシナリオ
  • 安い理由③ キャラへの不快感
  • キャラクターの関係が気持ち悪いとの声
  • なぜロイヤルエディションはひどいと言われたか

FF15とはどんなゲーム

ファイナルファンタジーXV(FF15)は、2016年11月29日にスクウェア・エニックスから発売されたロールプレイングゲームです。シリーズで初めてオープンワールドを採用し、広大な世界を自由に探索できるのが大きな特徴となっています。

物語は、ルシス王国の王子ノクティスが、3人の仲間(グラディオラス、イグニス、プロンプト)と共に、婚約者ルナフレーナの待つオルティシエへと旅立つところから始まります。しかし、その旅の途中で祖国が帝国に襲撃され、父である国王レギスも命を落としてしまいます。

突如として過酷な運命を背負うことになったノクティスが、仲間との絆を深めながら王として成長していく姿が描かれます。

開発の背景と世界観

FF15は、もともと「ファイナルファンタジー ヴェルサスXIII」というタイトルで発表されていましたが、約10年という長い開発期間を経て、ナンバリングタイトルであるFF15として生まれ変わった経緯があります。

「現実に基づいたファンタジー」をコンセプトに掲げており、現代的な車や服装と、剣や魔法、巨大な召喚獣といったファンタジー要素が融合した独特の世界観が魅力です。プレイヤーは仲間と共に車「レガリア」を運転し、時にはキャンプで野宿をしながら旅を進めていきます。この「仲間との旅」という体験こそが、FF15の核となるテーマと言えるでしょう。

安い理由① 2種類の販売形態

FF15が安価で取引されている理由の一つに、複数の販売形態が存在することが挙げられます。FF15には、大きく分けて発売当初の「通常版」と、その後に発売された「ロイヤルエディション」の2種類があります。

ロイヤルエディションは、ゲーム本編に加えて、仲間たちの追加エピソードやオンラインマルチプレイモード、さらに最終章のマップ拡張や新たなボスといった多数のダウンロードコンテンツ(DLC)が含まれた、いわゆる「完全版」です。

内容が大幅に拡充されているにもかかわらず、希望小売価格は通常版よりも安く設定されており、非常にお得なパッケージとなっています。このため、これからプレイする多くの人がロイヤルエディションを選ぶことになり、結果としてDLCが含まれていない通常版の市場価値が大きく下落しました。

中古購入時の重大な注意点

ここで最も注意すべきなのは、中古でパッケージ版のロイヤルエディションを購入する場合です。ロイヤルエディションの追加コンテンツは、ディスクに収録されているわけではなく、プロダクトコードをPlayStation Storeなどで入力してダウンロードする形式になっています。そのため、中古品の場合、このコードは既に前の所有者によって使用済みである可能性が極めて高いのです。

つまり、パッケージがロイヤルエディションであっても、中身は実質的に通常版と変わらないという事態が発生します。この仕様を知らずに購入した人が「追加コンテンツが遊べない」と不満を感じるケースが多く、中古市場での価格がさらに押し下げられる一因にもなっています。

比較項目

FINAL FANTASY XV (通常版)

FINAL FANTASY XV ROYAL EDITION

発売日

2016年11月29日

2018年3月6日

主な内容

ゲーム本編のみ

ゲーム本編 + 複数のDLC

含まれるDLC

なし

・仲間3人の追加エピソード
・オンライン拡張パック「戦友」
・ロイヤルパック(最終章マップ拡張、新ボス、新装備など)
・各種特典アイテム

中古購入のリスク

特になし

プロダクトコードが使用済みの可能性が高い(追加コンテンツをプレイできないリスクあり)

 

安い理由② 分かりづらいシナリオ

FF15の価格が下落した二つ目の大きな理由は、発売当初のシナリオが多くのプレイヤーにとって分かりにくかった点にあります。物語の重要な部分が十分に描かれておらず、キャラクターの行動原理やストーリーの展開に唐突さを感じる場面が少なくありませんでした。

例えば、主人公ノクティスがなぜ過酷な運命を受け入れなければならないのか、敵対するキャラクターたちの背景、そしてヒロインであるルナフレーナの心情といった部分の描写が不足していました。これにより、プレイヤーが物語に感情移入しづらく、「話が飛んでいる」「置いてけぼりにされた」といった批判が多く寄せられました。

関連作品の視聴が前提の構成

この説明不足の一因として、ゲーム本編だけでは物語の全体像を把握しにくい構造が挙げられます。FF15の世界観を深く理解するためには、フルCG長編映像作品の「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」や、仲間たちの過去を描いたアニメ「BROTHERHOOD FINAL FANTASY XV」といった関連作品の視聴が半ば前提となっていました。

「KINGSGLAIVE」ではノクティスが旅立った後の王都で何が起こったのかが描かれ、「BROTHERHOOD」では仲間たちがノクティスとどのようにして出会ったのかが語られます。これらの情報を知っているかどうかで、本編のキャラクターへの理解度や没入感が大きく変わってしまうため、ゲーム単体で完結していない点に不満を感じるプレイヤーが多く、評価を下げる一因となりました。

安い理由③ キャラへの不快感

FF15の評価と価格に影響を与えた三つ目の理由は、一部のプレイヤーがメインキャラクターに対して抱いた不快感です。主人公ノクティスとその仲間であるグラディオラス、イグニス、プロンプトの4人は、黒を基調とした現代的なファッションに身を包んでおり、発売前から一部で「ホスト4人旅」などと揶揄されることがありました。

実際にプレイしてみると、仲間同士の軽快なやり取りが旅の楽しさを演出している一方で、その言動が一部のプレイヤーには受け入れられませんでした。

特に、物語の中盤で仲間の一人であるグラディオラスが、失意の底にいるノクティスに対して厳しい言葉を投げかけるシーンは、彼の立場を理解できるという意見がある一方、「単なるヒステリーだ」「兄貴分としての役割を果たしていない」といった強い批判を呼びました。

このようなキャラクターの言動が一貫性を欠いていると感じられた部分が、プレイヤーの反感を買い、作品全体の評価を下げる要因の一つになったと考えられます。

キャラクターの関係が気持ち悪いとの声

前述のキャラクターへの不快感と関連して、メインとなる男性4人の関係性そのものに対して「気持ち悪い」と感じたプレイヤーが一定数存在したことも、評価が分かれた一因です。FFシリーズのパーティは伝統的に男女混合であることが多かったため、終始男性のみで旅を続けるという設定に違和感を覚えるファンがいました。

また、FF15は仲間同士の会話量が非常に多いのが特徴です。移動中、戦闘中、キャンプ中など、常に誰かが喋っている状況は、旅の賑やかさや臨場感に繋がっています。しかし、これを「うるさい」「馴れ合いが過剰」と感じるプレイヤーも少なくありませんでした。

特に、くだらない冗談を言い合ったり、お互いをからかったりする様子が、人によっては「男同士のノリが気持ち悪い」と受け取られてしまったようです。

この点はプレイヤーの感性に大きく左右される部分ですが、従来のFFシリーズが持っていた重厚なイメージを期待していた層にとっては、FF15の軽妙な雰囲気は受け入れがたいものだったのかもしれません。こうした賛否両論が、作品の評価を複雑なものにしています。

なぜロイヤルエディションはひどいと言われたか

内容が充実してお得なはずの「ロイヤルエディション」ですが、一部で「ひどい」と評価されることがあります。これには主に二つの理由が考えられます。

一つ目は、いわゆる「完全版商法」に対する既存プレイヤーからの批判です。ロイヤルエディションが発売される前に、通常版と、有料DLCをまとめた「シーズンパス」を既に購入していたプレイヤーが多くいました。

彼らにとって、ロイヤルエディションで追加された新要素(最終章マップの拡張など)をプレイするためには「ロイヤルパック」という追加のDLCを別途購入する必要があったのです。完全な状態で楽しむために何度も追加料金を支払わなければならないシステムに、「最初から完成品を売ってほしかった」という不満の声が上がりました。

二つ目は、前述の通り、中古市場における問題です。パッケージに「ROYAL EDITION」と書かれていても、中古品では追加コンテンツ用のプロダクトコードが使用済みで、実質的に通常版と何ら変わりないケースが後を絶ちません。

この仕様を知らずに購入し、期待していたコンテンツがプレイできなかった人が「ひどい」と感じるのは無理もないでしょう。これらの理由から、ロイヤルエディションの販売方法や仕様そのものに、ネガティブなイメージがついてしまったのです。

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現在の再評価とFF15が安い理由

ff15 安い理由

  • アップデートでFF15は面白くなった
  • 唯一無二の「旅」を体験できるゲーム
  • 仲間との思い出が残る写真システム
  • 高品質なグラフィックとサウンド
  • スタイリッシュで爽快な戦闘システム
  • 【結論】FF15が安い理由と今買う価値

アップデートでFF15は面白くなった

発売当初に多くの批判を受けたFF15ですが、その後の度重なる無料アップデートによって、評価は大きく変わりました。開発チームはプレイヤーからのフィードバックを真摯に受け止め、ゲーム体験を向上させるための改善を継続的に行ったのです。

特に大きな改善点として挙げられるのが、物語の根幹に関わる部分のテコ入れです。批判の多かった第13章のゲームプレイは大幅に改修され、仲間であるグラディオラス視点のルートが追加されるなど、単調さが緩和されました。

さらに、ロイヤルエディション(またはロイヤルパック)では最終章のマップが大幅に拡張され、新たなボスやイベントが追加されたことで、クライマックスの物足りなさが解消されています。

また、ゲームシステム面でも多くの機能が追加されました。戦闘中にノクティス以外の仲間を操作できるようになったことで戦略の幅が広がり、オフロード走行が可能な車「レガリア TYPE-D」の追加や、キャラクター図鑑の実装など、遊びの幅を広げる要素が数多く盛り込まれていますこれらの改善により、発売当初とは比べ物にならないほど完成度の高いゲームへと進化しており、「今プレイすると普通に面白い良ゲー」という声が多く聞かれるようになっています。

唯一無二の「旅」を体験できるゲーム

FF15が多くの批判を受けながらも、今なお根強いファンに愛されている最大の理由は、他のどのゲームでも味わうことのできない唯一無二の「旅」の体験にあります。本作のオープンワールドは、ただ広いだけでなく、仲間との旅を演出するための舞台として緻密に設計されています。

愛車レガリアで美しい景色の中をドライブし、好きな音楽を聴く。ガソリンが切れれば、仲間と文句を言いながら最寄りのガソリンスタンドまで車を押していく。道中のダイナーで食事をとり、夜はキャンプで火を囲み、イグニスが釣った魚や調達した食材で料理を作ってくれる。こうした一連の体験が、まるで本当に仲間と旅をしているかのような圧倒的な没入感を生み出します。

他のオープンワールドゲームが「冒険」や「探索」に重きを置いているのに対し、FF15は「旅」そのもののプロセスを楽しむことに焦点を当てています。移動時間をあえて長く設定したり、時間や天候がリアルタイムで変化したりするのも、全てはこの旅の感覚を深めるための演出です。この独特の心地よさこそが、FF15が持つ最大の魅力と言えるでしょう。

仲間との思い出が残る写真システム

FF15の「旅」の体験をさらに特別なものにしているのが、仲間の一人であるプロンプトが撮影してくれる写真システムです。旅の道中、プレイヤーが操作していない間も、プロンプトはAIによって自動的に写真を撮り続けてくれます。

戦闘中のクールな瞬間、美しい絶景の前での記念写真、キャンプでの何気ない一コマなど、その種類は多岐にわたります。宿泊施設に泊まると、その日に撮られた写真の一覧が表示され、お気に入りの写真をアルバムに保存できます。

自分が意図しないタイミングで撮られた写真を見ることで、「こんなことがあったな」と旅の出来事を振り返ることができ、仲間との思い出が形として残っていく感覚を味わえます。

物語のクライマックスを彩る演出

この写真システムは、物語の最終盤で非常に感動的な演出として機能します。最終決戦を前に、ノクティスはプロンプトに「今まで撮った写真の中から一枚だけ欲しい」と頼みます。プレイヤーがこれまでの旅で撮りためた写真の中から、思い出の一枚を選ぶこのシーンは、多くのプレイヤーの涙を誘いました。

選んだ写真によって仲間たちのセリフも変化し、これまでの旅の重みが一気に込み上げてきます。単なるおまけ機能ではなく、物語と深く結びついたこのシステムは、FF15の評価を語る上で欠かすことのできない重要な要素です。

高品質なグラフィックとサウンド

2016年に発売されたゲームであるにもかかわらず、FF15のグラフィックは現在の水準で見ても非常に高品質です。リアルに描かれたキャラクターの表情や質感はもちろんのこと、広大な世界の風景描写は圧巻の一言です。陽の光が降り注ぐ平原、細部まで作り込まれた街並み、不気味な雰囲気が漂うダンジョンなど、思わず足を止めて見入ってしまうような美しい景色が広がっています。

特に、仲間であるイグニスが作ってくれる料理のグラフィックは、実写と見紛うほどのクオリティで、「飯テロ」と話題になりました。こうした視覚的な作り込みが、ゲームの世界への没入感を一層高めています。

また、サウンド面も高く評価されています。旅の道中、車「レガリア」のカーステレオでは、FF15の楽曲だけでなく、歴代ファイナルファンタジーシリーズの名曲を聴くことができます。過去作のファンにとってはたまらない仕様であり、美しい景色を眺めながら懐かしい音楽と共にドライブする時間は、本作ならではの贅沢な体験と言えるでしょう。

スタイリッシュで爽快な戦闘システム

FF15の戦闘は、シリーズの伝統であったコマンドバトルから脱却し、アクション性の高いリアルタイムバトルを採用しています。主人公ノクティスは、武器を投げた場所に瞬間移動する「シフト」という特殊能力を駆使して、戦場を縦横無尽に駆け巡ることができます。

高所の敵に一瞬で接近したり、敵の攻撃を瞬時に回避したりと、これまでのRPGにはないスタイリッシュで爽快なアクションが楽しめます。

発売当初は、攻撃ボタンを押し続けるだけで戦闘が進んでしまう単調さや、魔法の使い勝手の悪さなどが指摘されていました。しかし、その後のアップデートで、ノクティス以外の仲間キャラクターを操作できる機能が追加されたことで、戦闘の戦略性は大幅に向上しました。それぞれのキャラクターが持つ固有のアクションを使い分けることで、より深みのあるバトルが展開されます。

さらに、ロイヤルエディションでは、全てのファントムソードを召喚して絶大な力を行使する「真・ファントムソード」が解放され、主人公の最強形態として爽快感のある戦闘を体験できるようになっています。これらの改善により、FF15の戦闘は多くのプレイヤーを満足させる魅力的な要素へと進化しました。

【結論】FF15が安い理由と今買う価値

  • FF15が安いのは発売当初のネガティブな評価が市場価格に影響しているため
  • 主な安い理由は「販売形態」「シナリオの問題」「キャラへの批判」の3つ
  • 通常版と、DLCを含むお得なロイヤルエディションが存在することが価格差を生んだ
  • 中古のロイヤルエディションは追加DLCのコードが使用済みの可能性が高く注意が必要
  • 発売当初のシナリオは説明不足で、関連映像作品を見ないと理解が難しかった
  • キャラクターの言動や男性4人旅という設定に一部で不快感や批判の声があった
  • しかし、発売後の度重なるアップデートで多くの問題点は改善されている
  • ストーリーは補完され、ゲームシステムも大幅に拡充された
  • 現在のバージョンは発売当初とは別物と言えるほど完成度が高まっている
  • 「旅」をテーマにしたゲーム体験は他の作品にはない唯一無二の魅力
  • 仲間との会話やキャンプ、ドライブなどが圧倒的な没入感を生み出す
  • プロンプトの写真システムは、旅の思い出を形にし、物語を感動的に演出する
  • グラフィックやサウンドのクオリティは現在でも非常に高い水準にある
  • アクション性の高い戦闘は、アップデートにより戦略性が増し、面白くなった


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