ダイソーの300円スピーカー販売終了後の代替品を解説

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「ダイソーの300円スピーカーが販売終了」という情報を目にし、慌てて店舗を探している方も多いのではないでしょうか。

330円(税込)という手頃な価格ながら、その音質や改造ベースとしての高いポテンシャルから絶大な人気を誇った製品でした。しかし、現在では多くの店舗で入手が困難になっています。

この記事では、販売状況の真相と、代替品として注目されるAmazonの製品、さらにはセリアやキャンドゥといった他の100円ショップのスピーカー事情についても詳しく解説していきます。

記事のポイント
  • ダイソー300円スピーカーの現在の販売状況
  • 製品が人気を博した理由と改造の魅力
  • Amazonや他の100均で購入可能な代替スピーカー
  • ダイソーで現在取り扱いのある他のスピーカー製品

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ダイソーの300円スピーカー販売終了の噂と現状

  • ダイソーの300円スピーカーとは?
  • 多くの店舗で販売終了している状況
  • 改造ベースとしての人気が話題に
  • クーラーボックスを使った低音改造
  • 後継モデルや新型は発売されたか

ダイソーの300円スピーカーとは?

話題となった製品の正式名称は「USBミニスピーカー」です。価格は330円(税込)で、左右に分かれたセパレートタイプのステレオスピーカーでした。

電源はPCなどのUSBポートから供給し、音声入力は3.5mmステレオミニプラグを使用する、有線接続の標準的な仕様です。出力は3W+3Wで、内蔵アンプによりPC本体のスピーカーよりも大きな音量が出せる点が特徴でした。

黒い箱型のシンプルなデザインで、デスクに置いても邪魔にならないコンパクトさも魅力の一つです。何よりも、この価格で手軽にPCの音響環境を改善できるコストパフォーマンスの高さが、多くのユーザーに支持された理由です。

多くの店舗で販売終了している状況

結論から申し上げますと、この「USBミニスピーカー」は生産終了(ディスコン)となったと広く認識されています。

2023年頃から全国のダイソー店舗で在庫が減り始め、2024年以降はほとんどの店舗で品切れ状態が続いています。ダイソーの公式ネットストアでも取り扱いは見られなくなりました。

ブログやSNSでは「何件もダイソーを回ったが見つからない」「店員に確認したが終売と聞いた」といった報告が多数上がっています。

一部のユーザーからは、あまりの入手困難さに「天啓なのでは」と諦めの声が上がるほど、希少な製品となってしまいました。

改造ベースとしての人気が話題に

このスピーカーが価格以上の人気を博した大きな理由の一つに、改造ベースとしての優れたポテンシャルが挙げられます。

オーディオマニアや電子工作を趣味とする人々の間で、このスピーカーのユニット(音を出す部品)が330円という価格に見合わないほど高品質であると評価されました。

そのため、元のプラスチック製の筐体(エンクロージャー)からスピーカーユニットだけを取り出し、自作の木製ボックスに入れ替えたり、内部に吸音材を追加したりする「改造」がブームとなりました。

分解が比較的容易であったことも、改造人気に拍車をかけ、多くのブログや動画でその手法が紹介されるに至りました。

クーラーボックスを使った低音改造

人気の改造方法の中でも特にユニークで効果が高いと話題になったのが、発泡スチロール製のクーラーボックスをエンクロージャー代わりに使用する手法です。

この方法は、YouTubeチャンネル「宮甚商店」などで紹介され、広く知られるようになりました。

元の小型プラスチック筐体では物理的に難しかった豊かな低音を、クーラーボックスの容積を利用して響かせるというアイデアです。

さらに、適切な計算に基づいた「バスレフポート」(低音増強用の穴)を設けることで、330円のスピーカーとは思えないほどの迫力あるサウンドを実現できるとされました。材料の多くが100円ショップで揃う手軽さも、多くの人が挑戦するきっかけとなりました。

後継モデルや新型は発売されたか

残念ながら、この「USBミニスピーカー」と全く同じ仕様(有線接続、330円、ステレオ)の直接的な後継モデルは、2025年現在、ダイソーから発売されていません。

現在のダイソーのオーディオ製品のラインナップは、Bluetooth接続のワイヤレススピーカーや、770円~1100円(税込)といった価格帯の製品が主流となっています。

このため、かつての330円スピーカーのような、安価で改造ベースにも適した有線スピーカーの再登場を期待するのは難しい状況かもしれません。

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ダイソーの300円スピーカー販売終了後の代替品

  • 代替品候補① AmazonのFUNLOGY
  • 代替品候補② ダイソーの1000円スピーカー
  • ダイソーのレトロスピーカーも人気
  • 100均の他社比較: セリアのスピーカー
  • 100均の他社比較: キャンドゥのスピーカー
  • ダイソーの300円スピーカー販売終了と今後の選択肢

代替品候補① AmazonのFUNLOGY

ダイソーの300円スピーカーが入手困難になった今、代替品として注目を集めているのが、Amazonなどで販売されている「FUNLOGY Speaker」です。価格は1,500円前後とダイソー製品よりは上がりますが、その音質が一定の評価を得ています。

特に話題となったのは、著名なゲーム音楽作曲家である古代祐三氏が、このスピーカーを「メガドライブなどレトロなゲームのサウンドと相性抜群」とX(旧Twitter)で紹介したことです。

FUNLOGYスピーカーの特徴

古代氏のレビューによれば、ダイソー製よりも低音が出てサウンドのレンジ(音域)が広めであり、ファミコンなどの音源も良く鳴るとのことです。レトロゲーム特有のチップチューンを迫力あるサウンドで楽しみたい層から支持されています。

注意点

一方で、デメリットや注意点も指摘されています。具体的には、200Hz(ローミッド)と12kHz(高音域)あたりに音のピーク(クセ)があり、一部の音源ではこもった印象になる可能性がある点です。

また、筐体が軽量であるため、背面のケーブルの重みでスピーカーが不安定になりやすいという物理的な問題も挙げられています。これらは耐震シートなどで対処可能ですが、購入前に認識しておくと良いでしょう。

代替品候補② ダイソーの1000円スピーカー

ダイソーの店内で代替品を探す場合、選択肢は1100円(税込)の価格帯の製品群になります。ただし、これらは300円スピーカーとは製品のコンセプトが異なる点に注意が必要です。

例えば「ラジカセ風Bluetoothスピーカー」や「プットスピーカー」などがその代表例です。

これらの製品は、電源と音声を1本のケーブルで接続するのではなく、主にBluetoothによるワイヤレス接続を前提としています。「ラジカセ風」モデルは、そのレトロなデザイン性が高く評価されていますが、音質レビューでは「こもっている」「価格相応」といった意見も見られます。

また「プットスピーカー」は、スマホを本体に置くだけで音が拡張されるというユニークな製品です。手軽にスマートフォンの音量を上げたい場合には便利ですが、PCスピーカーとしての利用には向きません。

ダイソーのレトロスピーカーも人気

デザイン性を重視する場合、770円(税込)で販売されている「Bluetoothスピーカー(レトロラジオ型)」も根強い人気があります。

昭和のラジオを彷彿とさせるノスタルジックなデザインが、インテリアアイテムとしてSNSなどで話題になりました。カラーバリエーションもあり、好みに合わせて選べる点も魅力です。

機能面ではBluetooth5.0に対応しているほか、microSDカードスロットも搭載しており、スピーカー単体での音楽再生も可能です。音質については、音が響きやすい特性があるため、耳元で聴くより少し離して設置する方が自然に聞こえるとの評価があります。

100均の他社比較: セリアのスピーカー

他の100円ショップに目を向けると、セリアでは「マルチメディアスピーカー」が110円(税込)で販売されています。

この製品は、ダイソー300円スピーカーとは異なり、アンプを内蔵していません。そのため、音量は接続する機器(スマートフォンやPC)の出力に依存し、音量を大きく増幅することはできません。

接続は3.5mmステレオミニプラグのみ(電源不要)のシンプルな構造です。「PCから音が出れば良い」といった最低限のニーズに応える製品であり、ダイソー300円スピーカーのような音質やパワーを期待するのは難しいでしょう。

100均の他社比較: キャンドゥのスピーカー

ダイソー300円スピーカーの代替品として、現在最もコンセプトが近い製品は、キャンドゥで販売されている550円(税込)の「マルチメディアスピーカー」かもしれません。

この製品は、ダイソー300円スピーカーと同様に、左右セパレートタイプ(3W+3W)であり、電源をUSBから供給し、音声を3.5mmステレオミニプラグで入力する仕様です。

パッケージでは「迫力の重低音」と謳われており、実際のユーザーレビューでも「550円にしては低音域がしっかり効いている」「マイルドでバランスの取れた音質」と、価格以上の評価を得ています。PC用スピーカーとして、ダイソー製品の有力な代替候補となり得ます。

ダイソーの300円スピーカー販売終了と今後の選択肢

ダイソー300円スピーカーの販売終了は多くのファンにとって残念なお知らせですが、これを機に新たな選択肢を検討する良い機会とも言えます。この記事の要点を以下にまとめます。

  • ダイソー300円スピーカー(USBミニスピーカー)は生産終了した
  • 330円(税込)という価格ながら音質が良く、改造ベースとして人気だった
  • クーラーボックスを使った低音増強改造などが流行した
  • ダイソーから直接的な後継モデルは発売されていない
  • 代替品としてAmazonの「FUNLOGY Speaker」が注目されている
  • FUNLOGYはレトロゲーム音楽との相性が良いと評価されている
  • ただしFUNLOGYは音にクセがあり、筐体が軽い点に注意が必要
  • ダイソー店内では1100円のBluetoothスピーカーが主流
  • 「ラジカセ風」や「プットスピーカー」は用途が異なる
  • デザイン性重視ならダイソーの「レトロスピーカー(770円)」も人気
  • セリアの110円スピーカーはアンプ非内蔵で音量が小さい
  • キャンドゥの550円「マルチメディアスピーカー」が最も近い代替品
  • キャンドゥ製品はUSB電源・3W+3Wで低音も評価されている
  • 300円スピーカーの入手は困難だが、他の選択肢も豊富にある
  • 用途や予算に合わせて最適なスピーカーを選ぶことが大切

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