レアベイとして名高いコバルトドレイク、その輝きに魅了されるブレーダーは少なくありません。しかし、コバルトドレイクはなぜ高いのか、その値段の背景にある理由が気になりますよね。
正規の入手方法が非常に限られているため、メルカリなどのフリマアプリでは驚くほどの価格で取引されています。ただ、安い価格で販売されているものには、精巧な偽物のリスクが伴うことも事実です。
この記事では、コバルトドレイクの価格の謎から、失敗や後悔をしないための正しい情報、そして性能を最大限に引き出す最強カスタムまで、網羅的に解説していきます。
コバルトドレイクはなぜ高い?その理由を徹底解説
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コバルトドレイクとはどんなベイ?
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コバルトドレイクが高い理由は限定品だから
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現在の取引値段の相場はいくら?
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正規の入手方法はレアベイゲットバトルのみ
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メルカリでの購入には注意が必要
コバルトドレイクとはどんなベイ?
コバルトドレイクは、アニメ「ベイブレードX」に登場するキャラクター、龍宮クロムが使用するアタックタイプのベイブレードです。その最大の特徴は、美しいメタルコートブルーで塗装された、龍を彷彿とさせる4枚刃のブレードにあります。
このベイブレードには、初期に登場した「メタルコート:ブルー」版と、その後登場した「クリアVer.」の2種類が存在します。メタルコート版は塗装が施されている分、クリアVer.と比較して若干重量がある個体が多く、その重さが強力な攻撃力を生み出す一因とされています。
アタックタイプの中でもトップクラスの重量を誇り、その重さを活かした一撃は非常に強力です。そのため、多くのブレーダーにとって憧れの的であり、コレクションとしての価値だけでなく、実戦での強さも兼ね備えた人気のベイブレードと考えられます。
コバルトドレイクが高い理由は限定品だから
コバルトドレイクの値段が高い最大の理由は、その入手方法が極めて限定的であるためです。このベイブレードは、一般の玩具店やオンラインショップでは販売されていません。
入手するには、スマートフォンアプリ「ベイブレードX」内の「レアベイゲットバトル」で勝利し、景品交換チケットを手に入れる必要があります。このバトルは、いわゆる「ガチャ」のようなシステムで、勝利できるかどうかは完全に運に左右されます。
何回挑戦すれば必ず手に入るという、いわゆる「天井」も設定されていないため、何度も挑戦しても入手できないブレーダーも少なくありません。
このように、供給量が極端に少なく、かつ需要が非常に高いため、市場での希少価値が上がり、結果として高額で取引される状況が生まれています。言ってしまえば、その希少性が価格を押し上げているのです。
現在の取引値段の相場はいくら?
限定品であるコバルトドレイクは、二次流通市場で高値で取引されています。特に希少価値の高い初期の「メタルコート:ブルー」版は、価格が高騰する傾向にあります。
具体的な相場としては、以下が目安となります。
バージョン | 状態 | 取引価格の目安 |
コバルトドレイク(メタルコート:ブルー) | 新品・未使用 | 25,000円 前後 |
中古品 | 12,000円 前後 | |
コバルトドレイク(クリアVer.) | 新品・未使用 | 10,000円~15,000円 |
中古品 | 5,000円~8,000円 |
市販されているベイブレードの新品が2,000円台で購入できることを考えると、その価格がいかに高騰しているかが分かります。メタルコート版は現在、正規の入手手段がないため、今後さらに価格が変動する可能性も考えられます。
正規の入手方法はレアベイゲットバトルのみ
前述の通り、コバルトドレイクを正規ルートで手に入れる方法は、アプリ「ベイブレードX」内の「レアベイゲットバトル」に挑戦することだけです。
このバトルに挑戦するためには、アプリ内ポイントが1,000ポイント必要になります。ポイントを貯める主な方法は以下の通りです。
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ベイブレードXの商品を購入する: 商品に付属するベイコードをアプリでスキャンするとポイントが貯まります。
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イベントに参加する: 公式大会や店舗開催のイベントに参加するとポイントを入手できる場合があります。
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たくさん遊ぶ: ベイバトルパスをランチャーに装着してシュートすると、シュート回数に応じてポイントが加算されます。
つまり、ベイブレードXを積極的に楽しむことが、コバルトドレイク入手の道につながります。バトルに勝利して交換チケットを手に入れたら、タカラトミーの公式通販サイト「タカラトミーモール」で送料(350円・税込)のみを支払うことで注文できます。ただし、景品にも在庫があるため、チケットを入手したら早めに交換手続きを進めるのが賢明です。
メルカリでの購入には注意が必要
正規の入手が困難なため、多くの方がメルカリやラクマといったフリマアプリでの購入を検討するかと思います。確かに、これらのプラットフォームではすぐに入手できるメリットがありますが、利用する際にはいくつかの注意が必要です。
最大の注意点は、やはり価格です。希少価値の高さから、定価という概念はなく、出品者によって価格が大きく異なります。相場をよく確認せずに購入すると、高値掴みをしてしまう可能性があります。
もう一つの重大なリスクが、偽物の存在です。人気商品であるがゆえに、精巧に作られた模倣品が出回っています。特に、相場より少しだけ安く出品されているものは、購入を急がせるための手口である可能性があり、注意が欠かせません。購入する際は、出品者の評価をしっかりと確認し、商品の実物写真、特に細部の写真を追加でリクエストするなど、慎重な判断が求められます。
コバルトドレイクがなぜ高いか、偽物や購入方法も解説
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安い価格で販売されているものはある?
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安価な偽物の特徴と見分けるポイント
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公式も注意喚起する模倣品の危険性
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性能を引き出す最強カスタムを紹介
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代替品としてフェニックスウイングも人気
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【結論】コバルトドレイクはなぜ高いのか
安い価格で販売されているものはある?
フリマアプリや海外のショッピングサイトなどで、相場よりも明らかに安い価格で販売されているコバルトドレイクを見かけることがあります。しかし、このような商品には手を出さないのが賢明です。
その理由は、それらがタカラトミー製ではない「偽物」や「模倣品」である可能性が極めて高いからです。中古市場でも1万円以上で取引される商品を、数千円といった破格の値段で販売する合理的な理由はありません。
「少しでも安く手に入れたい」という気持ちは理解できますが、安い価格には必ず裏があります。安易に購入すると、性能が劣るだけでなく、安全面でも問題のある粗悪品を掴まされることになりかねません。結果的に「安物買いの銭失い」となってしまうため、異常に安い商品には警戒することが大切です。
安価な偽物の特徴と見分けるポイント
偽物と本物を見分けるには、いくつかのポイントがあります。フリマアプリなどで購入を検討する際は、以下の点を注意深くチェックしてください。
チェック項目 | 本物(正規品) | 偽物(模倣品)の傾向 |
パッケージ | 「タカラトミー」のロゴがある | ロゴがない、または不自然なロゴ |
ブレードの刻印 | 「BEYBLADE X」の文字が刻印 | 刻印がない、または不鮮明 |
ブレード中央の龍 | 目が塗装されていない | 目が赤く塗装されている |
ラチェット裏 | 「TAKARA TOMY」の刻印がある | 刻印がない |
パーツの固定 | 金属の「カシメ」で固定 | 「ネジ」で留められている |
塗装・色味 | 鮮やかで均一なメタルコートブルー | 色味が違う、塗装が雑で剥げやすい |
特に、ブレード中央の龍の目の塗装や、ラチェット裏の刻印、パーツの固定方法は分かりやすい識別ポイントです。出品されている商品の写真でこれらの点が確認できない場合は、出品者に問い合わせるか、購入を控えるべきでしょう。
公式も注意喚起する模倣品の危険性
製造元であるタカラトミーも、公式サイトで模倣品に関する注意喚起を行っています。公式発表によると、模倣品は正規品と性能が異なるだけでなく、品質や安全面で著しく劣る可能性があるとされています。
BEYBLADE X 模倣品に関する重要なお知らせ|最新ニュース・イベント情報|BEYBLADE X タカラトミー商品ページ
本来、ベイブレードは高速で回転し、時には激しくぶつかり合う遊びです。正規品は、そうした衝撃に耐えうるように安全基準を満たして設計されています。しかし、模倣品はそのような基準を満たしていない可能性が高く、遊んでいる最中にパーツが破損して飛び散り、怪我や事故につながる恐れがあります。
タカラトミーは、模倣品を購入してしまった場合のトラブルについては一切の責任を負いかねると明言しています。自身の安全を守るためにも、そしてベイブレードを安心して楽しむためにも、正規品を選ぶことが何よりも大切です。
性能を引き出す最強カスタムを紹介
コバルトドレイクは、その重量を活かしたカスタマイズを施すことで、さらに性能を発揮します。ここでは、大会などでも実績のある人気の最強カスタムを3つ紹介します。
カスタム名 | ブレード | ラチェット | ビット | 特徴 |
5-60P カスタム | コバルトドレイク | 5-60 | P(ポイント) | 5枚刃で安定感のあるラチェットと、攻撃力と持久力を両立したビットの組み合わせ。バランスが良く、安定した強さを発揮する。 |
1-60F カスタム | コバルトドレイク | 1-60 | F(フラット) | 偏重心の1枚刃ラチェットと、機動力に優れたフラットビットで攻撃性能を極限まで高める。速攻を仕掛けたい人におすすめ。 |
9-60LR カスタム | コバルトドレイク | 9-60 | LR(ローラッシュ) | バースト耐性の高い9枚刃ラチェットと、スタミナも兼ね備えたLRビットの組み合わせ。何度もエクストリームダッシュを狙い、攻撃し続けられる。 |
これらのカスタムパーツは、他のベイブレードやブースターセットに含まれています。自分の戦術に合ったカスタマイズを見つけて、コバルトドレイクの真の力を引き出してみてください。
代替品としてフェニックスウイングも人気
「コバルトドレイクが欲しいけれど、高すぎて手が出せない」「レアベイゲットバトルでなかなか当たらない」という方には、代替品として「フェニックスウイング」がおすすめです。
フェニックスウイングが代替品として挙げられる理由は、コバルトドレイクと同様に「重量級のアタックタイプ」である点にあります。ベイブレードXにおいて、ブレードの重量は攻撃力や防御力に直結する重要な要素です。フェニックスウイングも全ブレードの中でトップクラスの重量を誇り、非常に強力なアタックが可能です。
こちらは「BX-23 フェニックスウイング9-60GF」として一般販売されているため、コバルトドレイクに比べてはるかに入手しやすいのが最大のメリットです。性能面でも最強クラスと評価されており、多くの大会で活躍しています。まずはフェニックスウイングで重量級ベイの強さを体感してみるのも良い選択肢です。
【結論】コバルトドレイクはなぜ高いのか
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コバルトドレイクはアニメに登場する龍宮クロムが使うベイブレード
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価格が高い最大の理由は一般販売されていない限定品であるため
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正規の入手方法はアプリ内の「レアベイゲットバトル」で当てるしかない
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レアベイゲットバトルには天井がなく入手確率も公表されていない
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供給が極端に少ない一方でブレーダーからの需要が非常に高い
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希少価値から二次流通市場で価格が高騰している
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特に初期のメタルコートブルー版は高値で取引される
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メルカリなどでは新品で25,000円前後、中古でも1万円を超えることがある
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フリマアプリは手軽だが偽物のリスクが伴う
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相場より著しく安い商品は偽物の可能性が極めて高い
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偽物はパッケージのロゴやブレードの刻印などで見分けられる
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パーツの固定がネジ留めになっているものは偽物の特徴
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タカラトミー公式も模倣品の品質や安全性のリスクを注意喚起している
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代替品としては同じ重量級アタックタイプのフェニックスウイングが人気
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フェニックスウイングは一般販売されており入手が容易で高性能